みなさんにとって、「本当に大事なもの」ってありますか?
というのも、友人からよく、「なんでそんなに断捨離して部屋をすっきりさせたがるの?」とよく聞かれるんですよね。私は毎日何か捨てるものはないか考えていますので、結構、断捨離している方だと思います。
何故私が断舎離するのかと言われれば、
「人生に大事なモノって、そんなに多くないから」です。
もう少し踏み込んで言うならば、
「自分の人生に本当に大事なモノを見極めて生きたいから」です。
そして私に言わせれば、断捨離というのは「自分に本当に大事なものを考えぬくプロセス」であり、「哲学」に近いです。
「本当に大事なもの」ってなんでしょう?
- 「なくてはならないもの」
- 「そのためなら犠牲は厭わないもの」
などと言えるかもしれません。
そういうもの、皆さんにはありますか?
私の場合、物理的なもので言えば、「良い仕事環境」が本当に大事。
つまり「速いPCとネット回線」。
・・・
なんて書くと、恐ろしく無味乾燥なドライ人間のように思われますが、これがプログラマーの私にとっての「良い仕事環境」であり、これがなくては働けませんし、お金も稼げませんし、生きていけません。これがあるかないかでは、自分の人生は、専攻的に、職業的に、人との出会い的に、大きく変わっていたでしょう。
なので、私にとって「良い仕事環境」であったり「良質な道具」というのは宝物であり、極めて大事です。
なのでそのためであれば、ある程度は犠牲にできます。
たとえば、必要以上の
- 本
- 家具
- 服
- 娯楽
- その他諸々。
は、良い仕事をするためには邪魔だったりするので犠牲にします。つまり捨てます。その結果、自分の部屋には、PCと寝具と収納くらいしかありません。
捨てると色々とメリットが有ります。
2つほど例を上げると、1つは、モノに囚われなくなること。もう1つはモノは大事にできるということ。
モノを持てば、そのメンテナンスが必ずついてまわります。それに時間がかかります。
いつ仕事や家庭の関係で、引っ越しするかわからない。そのときモノは少ないほうが楽です。
ものが少なければ、部屋の掃除も楽(ルンバが快走できる)。洗濯・衣替えも楽。買いものも楽。
モノが多いと、便利に感じたり、豊かに感じることもありますが、一方でそれにかける時間が増えるということです。そしてそれらにかける時間は、何も生まず、煩いとなることも多い。
そして、持つものを厳選すると、モノ1つあたりの思い入れが強くなり、大切にするようになります。「AはBという理由で持っている」というのが明確になります。そうするとエコな生活を送れるようになります。
たまに、そんなに捨てるなんてもったいない!という人もいますが、それは今後モノを大事にするための布石です。仕方ありません。そしてモノをたくさん買う人に限って、ものかなり捨てるような・・・
そんなこんなで、モノの少ない生活や、「捨てる」という行為に魅力を感じ始めると、やがて、「自分の人生に大事なものってそんなに多くない」と感じ始めるようになりますし、突き詰めれば「自分は何をして、何を求めて生活していくのだろう」という哲学に発展します。
見える「モノ」も、見えない「コト」も含めて、何が大事なのか。そういうことを考えるようになります。
摂理の鄭明析牧師は、このように言ってます。
腐る心と行ないを捨ててはじめて、腐らない心と行ないを主がくださる。
要らないモノを捨てるように、自分の悪い腐っているような心と行動を捨てれば、何が見えてくるのか。次回の記事で考えてみたいと思います。