本日のYahoo!ニュースを見たら、ギョッとする内容が流れていた。
その内容を要約すると、「世界150か国に食肉を販売している世界有数の食肉生産国ブラジルが、国内外の食肉においての不正が発覚した」というものだった。
どうやって「不正」が成されていたかというと、ニュースで流れていたのは、
「公衆衛生検査官が業者から賄賂を受け取り、衛生基準に満ちない食品を基準に満ちていると承認し販売可能にした」ということだった。
しかも!
「腐った肉の悪臭を隠すために、発がん性物質を使っていた業者もあった」という内容だったから、さらに驚きである。
あ、あかんや~~~~ん!(;゚Д゚)
国の農牧省が食肉加工業者を強制捜査した結果があったが、Yahoo!ニュースを見てみると以下の通りだった。
「3月17日の会見時までに出された令状は309件。
309件の内、38件は収監。
77件は強制捜査。
194件が捜査・押収。
農牧省は不正に関与した国の職員33人を免職処分とした。」
政府は、続けて他の業者や拠点が不正をしていないか捜査する予定のようだ。
処分を受けた加工冷凍製品はソーセージやボロニヤソーセージなど。
押収・捜索令状の対象となっている企業・団体は以下のようだ。
・Big Frango Indústria e Com. de Alimentos Ltda.
・BRF-Brasil Foods S.A.
・Dagranja Agroindustrial Ltda./Dagranja S/A Agroindustrial
・E.H. Constantino
・Frango a Gosto
・Frigobeto Frigoríficos e Comércio de Alimentos Ltda.
・Frigomax-Frigoríficos e Comércio de Carnes Ltda.
・Frigorífico 3D
・Frigorífico Argus Ltda.
・Frigorífico Larissa Ltda.
・Frigorífico Oregon S.A.
・Frigorífico Rainha da Paz
・Frigorífico Souza Ramos Ltda.
・JBS S/A
・Mastercarnes
・Novilho Nobre Indústria e Comércio de Carnes Ltda.
・Peccin Agroindustrial Ltda./Italli Alimentos
・Primor Beef-JJZ Alimentos S.A.
・Seara Alimentos Ltda.
・Unifrangos Agroindustrial S.A./Companhia Internacional de Logística
・Breyer e Cia Ltda.
・Fábrica de Farinha de Carne Castro Ltda. EPP Yahoo!ニュースより
「農畜産業振興機構」の出しているデータ資料によると、日本はブラジルからブラジル産食肉を大量に輸入している。
毎月2万~4万トンの鶏肉をブラジルから輸入しており、一年で約40万トンの鶏肉を輸入している。
2015年は約48万トンで、国内の鶏肉消費の77%がブラジル産だった。
2016年も毎月2万~4万トン輸入しているので、一年間で約41万トンにものぼる。
鶏肉の輸入で次に多いタイは毎月0.7万~1万トンなので、その差は歴然だ(◎_◎;)。
また、日本における「鶏肉調理品の輸入」はブラジルではなく中国が一番多く、毎年約15万~20万トンの鶏肉加工食品を輸入している。
2015年は中国からの鶏肉加工食品輸入が約20万トン。
2016年の輸入加工鶏肉は約16万トンだった。
輸入肉の統計資料はこちら👇
ブラジルと同じように、中国の肉も2015年に大きく問題になっていた。
どういうニュースかというと、「ブラジル・香港・ベトナムから不正ルートで中国に密輸入した冷凍牛肉が質の悪い保存状態のまま低価で闇売されている」というものだった。
2015年6月に中国政府が国内の密輸肉で差し押さえた10万トンの中には、「40年前の肉」もあったというから驚きである(;゚Д゚)ガクブル
輸入した肉が安いのは確かだが、食肉の安全性に関しては、このようなニュースを見ると色々と考えさせられる。
コンビニ、スーパー、ネットなど、世の中には様々な食品が溢れている。
ついつい、節約のために安い食材を買いがちだが、消費者である私たちが賢く選択しないといけない時代でもあるなと思った。