大学教育学会[/caption] 先日、長崎では「ところで学生は本当に育っているだろうか?」というテーマで大学教育学会なる学会が開催されました。 学会では評論家・ジャーナリストの立花隆氏が『考えることとはどういうことか』というテーマで基調講演をし、4名のパネラーによるパネルディスカッションが開催されました。 [caption id="attachment_696" align="alignnone" width="239"] 立花隆氏[/caption] 学会の開催趣旨を一部抜粋しますと、 『大学改革の主張の根底に流れているものは、主体的に考え、行動する人格の完成ととらえることもできる。このためには「考える」ことを今一度高等教育界で共有する必要がある。』 ということが挙げられています。 キーワードは 「考える」 です。 いつの時代でも、学生や若者はいったい何を考えているのだろうか。と言われ続けているような気がします。 「考える」ということは、当たり前のように思えて、実は意外と難しかったりします。 なぜ難しいのでしょうか? 「考え」なくても、肉体を生かす生活はできる社会に形成されているからだとYoは考えます。 なので、「考える」ことをしなくなった人間は、主体的な行動を起こすことができず、自分の満足する世界の中で、与えられるもしくは受けるばかりの体質、性質となり、創造的な働きをなすことができなくなってしまう傾向にあるのではないでしょうか。 脳が若い学生時代、「考える」こと、特に、「深く考える」ことをしなければ、個人のレベルでも、家庭のレベルでも、社会のレベルでも、世界のレベルでも、主体的で創造的な活動を行なう人材が出てくるのは難しいと考えます。 知の情報発信拠点長崎から、「考える」ことを皆さん見直してみませんか? 「深く考える」と、今まで見えなかったものが見えてくると確信します。]]>
大学教育学会2015 in 長崎
2015.06.08