精神科に実習へ行く学生に怖がってほしくないな〜と思って書きます!
今日は統合失調症の独語と空笑について。ぶつぶつ独り言をいう独語や、おかしくもないところで笑う空笑(くうしょう)。勿論、授業でも知識として学びますね❓摂理好きチーナも教科書で先に学びました。
しかし、
「症状」として表れるものは、実際に見てみないと分からないものですよね?
そして、病院実習で初めて独語(統合失調の方)を聞いたのは、病棟の廊下を歩いている時でした。
私の後ろで「なんですか?どこに行くんですか?」と言う声がします。
私は?と、振り返り「何も言っていませんよ?」と、その患者様にお答えすると
「今から出かけるって言ったじゃないですか?」との事。
実習生の私は、きょとんとしたまま…(内心:言ったかな?)…と、思いながら立ち止まっていると、
立ち止まっている私には気にもとめず、
その患者様は続けて「今日、昼から出かけるって言ったでしょう?どこに行くんですか?」と言いながら
私を追い越して病室へ戻られました。
あぁ独語だったのか。と、分かりました。
座学では「ぶつぶつ独り言をいう」とありましたから、私はそんなにはっきりと聞こえるものではないと思っていたのです。
しかし、その方の独語ははっきりと聞こえるものでした。
そして、本当に「会話」されているんですよね。
※症状には個人差があります。全てがこの限りではありません。
※もちろん、発言内容が聞き取れない位の独語の方もいらっしゃいます。少し離れてみると、
ぶつぶつと独り言をいっていらっしゃるように見えます。
独語の背景には「幻聴」という症状があって、それに対して発言している姿が
独り言を話している。というように見えるもの、と言われたりもしますが、
これも、※個人差がありますので、全てではない事をご承知おき頂ければと思います。
知らないと「????」と驚いてしまうと思いますし、
独語や空笑は「相手がいないのに」という点で、
気味が悪いと誤解されてしまう事があると思います。
でも、知っていれば ”気味は悪くない”ですし、”怖くもありません”。
病気が故の症状なのです。
ましてや、実習生が関わる範囲において、
自傷他害のおそれのある方に会うことは、まずありません。
※自傷他害=症状が重い場合にあります。統合失調症に限りません。
患者様は病気の治療で病院にいらっしゃいますから、
逆に言うと、
重篤で急な発症の方などには、より慎重且つ細部への配慮が必要ですので、
患者様への刺激を減らすためにも、実習生が(実習生のみで)会うことは稀だといえます。
でも、関わる機会の少ない、精神科の患者様だと、
分かっていても、最初は、内心ドキドキしてしまう学生の方、いると思います。
でも、大丈夫です。
実習生を受け入れる段階で、「安全に受け入れる体制」があるからです。
色んな経緯があって、コメディカルとして学ぶ機会を得られた実習生のみなさん。
精神科に行くことになっている実習生の方も、
もしかすると「第一志望ではない」方もいるでしょう。
違う分野に就職するつもりでいても、実習も神様の導きだと私は思います。
そこでしか学べない事、怖がらずに、学んでほしいな〜と思いま―す(*´▽`*)♬