「それ、偏見だろぅ~(笑)」とツッコミを入れて、盛り上げてくれました。 私もツッコまれるだろうなと思って発言したので、予想通りの楽しい雰囲気が作れて満足だったんですけど、あの発言は別に根も葉もなく喋ったわけではなかったんです。 数年前、どこかの研究チームが調査したところ、育ちの良い家庭の子供は高学歴になるといった統計を出したというニュースが話題になっていました。 その情報を根拠に発言したのですが、なかなかコアなニュースだったので、誰も知らないだろうと思って言ったのです。 すると、期待通りの「それは偏見だろ!」というツッコミ。 ありがたい限りでした(笑)。 このやりとりがあって、すぐに「偏見」とはどういうことなのか、深く考えるようになりました。
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偏見という言葉の意味
ネット上の辞書で調べてみると、偏見 ある対象,人,集団などに対して,十分な根拠なしにもたれる,かたよった判断,意見などをさす。 コトバンク参照十分な根拠がない意見に対して偏見と言うのです。 なので、私の意見は根拠を持ったものなので、偏見ではなかったということですね(笑)。 しかし、「偏見だろ!」とツッコミを入れたメンバーはなぜそれが「偏見」だと思ったのか。 もちろん、私も「偏見だろ!」とツッコんでほしかったわけですから、その意見がなぜ「偏見」だと思われると予想できたのか。 改めて考えてみると、不思議だなと思いました。
どういう時に偏見だと思うのか?
偏見って大概の場合「●●は○○だ」みたいに、決めつけているような発言に対して言う言葉だと思います。 ちなみにそれは偏見だよと言われた時あまりいい気分しないですよね。 なんか、自分が間違ったことや悪いことを言ってると指摘された感じになるので(;^ω^) 例えば、「あの人は女性だからか弱い」とか「あの人は男性だから雑だ」とか言っている人がいたら偏見だと思いませんか。 これって「女性=か弱い、男性=雑」という統計が数字として明確に世に出ていない、もしくは知らないから偏見だと思うのではないのでしょうか。 もし、女性と男性の性質について、ものすごく研究している人が統計をとって「女性=か弱い、男性=雑」という有効な結果を出していたら、その人はこの発言に対してはなんも偏見だと思わなさそうじゃないですか。 だから、人が偏見だと思う時ってその物事に対してあまり知らないケースが多いのではないかと思うのです。 知らない人ほど偏見に思うことって多いから、物事を知っている人ほど不快な思いはしなくて済むのかもしれません。偏見を持たないようにするには?
誰でも偏見を持たないように気を付けようとはしますが、無理なことだと思います。 偏見だと判断するのは、自分ではなく聞いている人だからです。 聞いている人の水準や知識によって、自分の意見がいくら根拠のある発言だとしても偏見だと思われる可能性は避けられないのが現実ですよね。 ”偏見を持たない”という意識をするぐらいなら、”偏見だと思わないこと”のほうがもっと大事なことなんじゃないかと思うのです。 相手の発言に対して、なんか変なこと言っているなと思っても、そこで一言目に「それは偏見だ!」と言う前に、一旦、言葉にブレーキをかけるべきです。 人は何かしらの理由や根拠があって発言しているわけですから。 もちろん、何も根拠がなくて発言しているケースもあると思いますが、それは”ツッコまれたい”という根拠のもとで発言していることが多いです。 だから、やっぱり人は何かしらの根拠を持って発言しているのです。そういう時はすかさずツッコんであげてください。 何が言いたいかといいますと、発言に対して”偏見”だと思う前に、相手の意図を汲み取ってあげるステップが必要だということです。 偏見だと思ってしまうと、その人の意見を軽く捉えてしまう可能性があります。 そうすると、貴重な意見も取り入れられず、相手のことも分かってあげられず、自分にとっても相手にとっても害になり得ます。 ”偏見を持たないこと”を意識するよりも、”偏見だと思わないこと”を意識してみては?]]>今日のひとこと
それは偏見だろ!って言う発言も、根拠が乏しい発言の場合も結構多いから、それも偏見だろってツッコミたいけど、そのツッコミも根拠が乏しかったりもするからその発言も。。。。ハア、メンドクサイ(笑)
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