私は転びません」って言われて、意味がお分かりでしょうか?
この時点でお分かりになれる方は、かなりの殉教の歴史にお詳しい方だと拝察いたします。
日本では、過去、日本人が日本人を拷問し虐殺する、というあまりにも惨い歴史が起きてしまいました。
人間業では到底考えられないような歴史が、起こりました。
そして、その歴史は、歴史の教科書にはあまり載らず、私たちの記憶から忘れ去られようとしています。
しかし、歴史は事実である以上、しっかりと見届けなければならないのではないでしょうか。
私が産まれた長崎の街は、異国情緒あふれる豊かな街であるとともに、様々な血が流された涙と祈りの土地でも有ります。
下の写真は、明治時代「自分はクリスチャンです」と、神様に対する信仰心を持っていると告白しただけで、石の上に裸にされて座らせられ、拷問を受けるために用いられた石です。
[caption id="attachment_395" align="alignnone" width="300"]
拷問石[/caption]
実際に拷問に用いられた石です。
この石の上に、葦簀を引いて、大雪の中、22歳のツルさんという女性が18日間も日中雪ざらしに晒され、18日目に雪の中に倒れました。
しかし、ツルさんはそのような酷い拷問を受けたとしても、自分がクリスチャンであり、神様を信じていると言う事を
最後まで手放さず、棄教しませんでした。棄教せずに、最後まで信仰を貫き通した人を転ばなかったと言い、拷問により、クリスチャンであることをやめてしまう告白をした人は、転んでしまったという言い方をされるようになりました。
このツルさんは、ものすごい信仰心の持ち主であると同時に、そのような女性までも、裸にして雪の中で拷問を受けると言う、涙の止まらない歴史が起きてしまいました。
私たちは、このような歴史を見過ごしてはいけません。
教科書で教えてくれないからと言って、知りませんでしたとはすまされません。
命を懸けてまでも、神様に対する信仰を守り抜いた先人の日本の方々、その方々の息吹と精神を見つめてみる必要が、私たちにはあるのではないでしょうか。
誰に何と言われようとも貫き通す力を、現代の人たちは先人の方々に学ぶことが、もっと必要だと感じます。そして、その力を養い真に学ばれたリーダーに出会うべきだと感じます。
まさに、叫ばずにはいられない、日本の隠された歴史です。
私たちは、日本人の誇り、精神を決して忘れてはなりません。
]]>
コメント
コメント一覧 (3件)
教科書にはのらない歴史を知ること、本当に大事だと感じます。記事投稿くださり、ありがとうございます。
アーメン!
日本人の殉教の歴史は聞けば聞くほど、苦痛の中でも信仰を守ってきた先祖達の条件を感じます!
今度は私達がその条件を立てていきます(^-^ゞ
教科書の歴史も歴史ですが、実際の日本はこういう歴史から作られてるなと感じます。こうした歴史がなかったら、今の日本はなかったなというくらい。