本物を見たら、
最初から基準が違う。
と思います。
私が生まれて初めて
ライブに行ったのは、
忘れもしない高校2年生のとき。
なんと某地方ドームに
私が初めて外国人で好きになった歌手が
来るというではありませんか!
え、東京じゃないのに、なんで?
絶対、行きたい!
7千円だか1万円だかしたチケット。
バイトもできなかった高校生にとって
それはそれは高額でした。
でもこれを逃したら
次はいつ来るかわからない。
アメリカになんて行けないし。
そう思うと全然、
惜しくありませんでした。
当日のキャンセルチケットで
チケットセンターにあるのを見て
即決で買って友人と2人で行きました。
席はなんと、ドーム最上段。
歌手は1㎝くらいの
大きさにしか見えません(笑)
でも違ったんです。
歌声が。
迫力が。
オーラが。
何これ、CDで聴いているのと全然違う。
さすが歌姫!
これが世界に通用する歌声なんだ。
全身を雷で打たれたような…
なんて大げさでしょうか。
あのときの感動を言葉にするというのは、
なかなか難しいものですね。
とにかく当時の私にとって、
ものすごい衝撃でした。
その後も
J-POPのトップアーティストたちのライブに
何度も行ったはずなのですが、
残念ながらそこまでの印象がないのです。
あ、もちろん、
そのアーティストたちのことは
好きなんですけど。
「格が違う」
先生も、
たくさん見る。
その分、意識が高くなる。
どうせなら
プロの上手いものだけを見なさい。
<鄭明析牧師の芸術家に向けての箴言>
とおっしゃいます。
私が先生のこの言葉を知ったのは、
高校を卒業してから
ずっと後になるのですが、
この言葉を思い出すたびに
あのライブを思い出します。
娘にも
「子どもに本物なんて
まだ価値もわからないのに
もったいないかな」
って思う気持ちが
ないわけじゃないんですけど、
逆に価値がわからない
まっさらな状態だからこそ、
最初に触れるのは本物がいいんですね。
これから娘を育てていく上で、
気を付けなければと思います。
※日本人歌手が劣るとか
欧米最高という観があるわけではないですが、
同じ分野で日本だけで活躍している人と
世界中で活躍している人では
やっぱり違うのではと思います。
(文化伝統的なものを除く)
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