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祈り⑵

 

大好きな利用者さん。
最初は要支援で元気に一人で歩ける方でした。
カラオケもよく一緒に歌っていました。

しばらく経つと、怪我や病気で徐々に体力が落ち、次第に歩くのも難しくなって車いすでの移動となっていきました。

どんどん体が衰えていってしまう姿を見るのは辛かったです。

ある日、来所されてからいつもと状態が変だなーと思いました。
「(反応がちょっと違うかな?)」
私の話した言葉に対し、別の話の答えが返ってきました。
「(あれ、会話がずれてるぞ?)」

よく観察していると手の震えも多少あり、脳梗塞の可能性もあるかと思い、
看護師さんに様子を確認してもらい、
結果、救急を呼ぶことになりました。

見つけたのが自分だったからか、
現実として受け止めたくなかったのか、
すごく心はパニック状態でした。

休憩に入り、その時間は必死で祈りました。
泣きながら祈りました。
ショックだったし、もしものことを考えると…。
「(もっと普段から皆さんのために祈っておけばよかった。)」
「(また元気になって戻って来てほしい!)」

入院され、しばらくして在宅復帰でき、
またデイサービスにこれるようになりました!
その知らせを聞いた時は本当に嬉しかったです。
ホッとしました。

だいぶ体力は落ちてしまったけど、
元気に通えるようになり、
私の大好きなニッコリ笑顔も見られるようになりました(๑˃̵ᴗ˂̵)

この経験を通して、
神様がどれだけ1人1人の命を愛してくださっているのか感じました。
赤の他人の私でさえ、その方のために思いを込めて祈ったのです。
ましてや神様は?

想像もつかないほどに、一瞬も忘れる隙もなく愛してくださっているでしょう。子を想う親のような、それ以上の心で。

 

また<命の尊さ>を感じるしかない経験でもありました。
生きていられることに感謝しなくちゃ!

神様、ありがとうございます^ ^

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