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なぜ古い皮袋に古いぶどう酒を入れると破けるのか

ルカによる福音書5章37節~39節 まただれも、新しいぶどう酒を古い皮袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、新しいぶどう酒は皮袋をはり裂き、そしてぶどう酒は流れ出るし、皮袋もむだになるであろう。 新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである。 まただれも、古いぶどう酒を飲んでから、新しいのをほしがりはしない。『古いのが良い』と考えているからである」。   聖書を読んでいる人なら、記憶に残っているこの聖句。   私が疑問に思ったところは、   「なんで新しいぶどう酒が古い皮袋をはり裂くのか?」   というところです。   ちなみに古い皮袋に古いぶどう酒を入れた時には皮袋は破れないそうです。   自分で考えた答えは「古い皮袋は耐久性がなくなっているから破れやすくなっているのだろう」でした。   そうすると、古いぶどう酒を古い皮袋に入れたときには破れてしまうので、釈然とした答えではありませんでした。   真相を知るために教会の指導者の方にこのことを聞いてみました。   すると、私が考えた答えは間違っていたことが分かりました。   これは、ぶどう酒と皮袋の性質を考慮しなければ絶対に分からないことでした。   新しいぶどう酒はよく発酵します。つまり、新しいぶどう酒を皮袋に入れると発酵による膨張が起こります。   だから、皮袋には弾力性が必要になってきます。   新しい皮袋には弾力性があり、古い皮袋には弾力性はありません。   だから、発酵によって膨張したぶどう酒は弾力性のある新しい皮袋に入れなければならないのです。   もし、古い皮袋に新しいぶどう酒を入れたら、膨張に耐え切れずに破れてしまいます。   しかし、古いぶどう酒はすでに発酵が終わっているので古い皮袋に入れても膨張は起こらないので、破れることはないのです。   これは、イスラエル地域の生活を学ばないと、分からないことですよね。   ここから得られる教訓は、新しい御言葉は弾力性のある若い考えを持った人が破れずに受け入れることができるということです。   聖書を読む時には、その時代の背景を知ることが大切です。   このように疑問を一つ一つ解いていったら、もっと聖書を読みたくなりました。   もし、聖書の疑問を教えてくれる人が身近にいなかったら、苦痛の本になっていたかもしれませんし、もはや読んでもいないと思います。   疑問を解いてくださる方がいるということは本当に感謝なことなんだなと身に染みて感じるようになりました。      ]]>

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