これまでエンジニアだった私が、「ビジネスストラテジー」と名がつく部門に変わり数ヶ月が経った。流行りのAIを分かったような顔してpythonで数理最適化のシミュレーションをやったり、ブレストや他部署で色々な人が色々な話をして、降っては消え「あれ、いつか来た道…」みたいなこともあったり。なんかカッコいいこと言って、父ちゃん何してるの?
はい、子供に分かる形で、胸を張って言える何かをまだ残せていません〜(>_<)
先日、顧客への提案資料を作っていたときのこと。とりあえず、顧客のサイトや適当なキーワード検索をして関連情報を収集してみる。最近、MBAとかマーケティングとか、その類の本を読んで、3cとかswotとかにわか仕込みのフレームワークに何となく当てはめて作ってみたものの、結局はネットからのコピペ状態。さすがに幹部様はその分野のプロでいらっしゃり、あっさり退散です。そうではなくて、間違ってでも良いから、実際に手足を動かして、あなた自身の考えたことを知りたいと。あなたの得意分野を生かして新事業を検討しようと、気遣いのお言葉まで。はい、何とも初歩的な指摘で面目ない…(◞‸◟)
そこで思ったこと。
ネット検索とかSNSとか、最近は情報収集がとても楽になった。だけど、自身の手足を動かして、自分の目や耳で知る努力をすることで、違った姿や物事の本質に近づけることもある。さっとニュースを読んでも、記者の視点で切り取られた事実であることを考える暇もなく、忙しい日々が流れて行くこともある。人からもらった情報は頭に残らないけど、自分が主人となって作った資料は頭に残るものだ。丹精込めて作った作品に価値があるように、薄っぺらい人間にはなるまいと燃えていた大学生の自分と久しぶりに出会った気がした。
今回は、この過程で感じたことは書き留めておいて残しておこう。「これは神さまにお祈りして構想を頂いて、万物や人を通してメッセージを感じて、後世に作り残したんだよ」って、何かを証ができる日を夢見て。
では、また。(^^)/
コメント