日本の中でも、地下水が豊富で別名「水の国」と言われる熊本県。
2016年4月14日・16日に突然襲った震度7の地震で、その「水の国」が変動している。
熊本県には、多くの水源がある。
その一つの「塩井社水源」。ここは、百年を超えて地元の人々が使い続けた水源だ。
地震までは、写真のように水が満ち溢れる豊かな水源地だった。
@minamiasokanko.
しかし・・・・
4月16日の震度7の地震後、塩井神社にある塩井水源は完全に枯渇した。
驚くことに、写真の男性が挙げている手の位置まで地震前までは水があったそうだ!
枯渇した水源@www.jiji.com
深さは2M、幅は35Mもある水源が、地震で崩壊した神社の社の横で干上がってしまった。
崩壊したのは神社の拝殿で、原因は崖崩れだ。
今では、底に阿蘇山火山由来の溶岩が見えるほどだ。
この塩井水源の湧き水は、震災前は神社北側の山を通り、神社の森から毎分5トン、1日7200トン流れだし、飲み水や農業用水として利用されていた。
生活用水の8割を地下水から補っている熊本県民としては、自分たちが住む地域の水源の枯渇はかなり痛手だ。
しかし、以前と変わりなく水が沸き上がる水源もある。
もっと東へ行った所にある「白川水源」も、市内の自噴井戸も、溢れるほど水が噴き出している。
全ての水源が枯渇したわけではないようだ。
専門家は、地震で地中の変動があったのが原因ではないかとみている。
@viewars.biz
人間にとってなくてはならないものの一つが「水」だ。
体内の70%以上が「水分」でできている私たちにとって、「水」があるかないかは枯渇問題である。
溢れるほど水を使うことができる現状を感謝しつつ、被災地でも水不足で苦しむ人が出ない事を願うばかりだ。
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