「9分に1人殺害」と聞いた時、あなたは何を、またはどの国を思い浮かべますか?
@www.flickr
先日、このようなニュースがあった。
ブラジルでは2015年の1年間に5万8383人の人が意図的に殺害された。1日当たりにすると160人が、そして9分に1人が、他人の手によって殺された計算になる。
@headlines
このニュースの続きを読むと、さらに驚愕である。
「11年1月から15年12月の間ブラジル国内で殺された人数」は27万8839人。
この数は、「同じ期間にシリア内戦で亡くなった人数」25万6124人よりも、2万人以上多い。
@headlines
5年間で28万人近い人数が亡くなっているのも驚きだが、「あの紛争の激しいシリア内戦よりも死亡者数が多い事」に衝撃を受けた。
Q そもそもシリア内戦とは?
2011年1月26日から始まった反政府運動&シリア政府軍と反体制派による武力衝突。
ISなど勢力範囲がシリアに留まらない武装組織の影響も大きい。
当初は「アサド政権派のシリア軍」と「反政権派勢力の民兵」との衝突が主たるものであったが、「ジハード主義勢力のアル=ヌスラ戦線」と「シリア北部のクルド人勢力」の間での衝突も起こっている。
現在は反政権派勢力間での戦闘、さらに混乱に乗じ過激派組織ISILやアル=ヌスラ戦線、またシリア北部のクルド人勢力が参戦したほか、アサド政権の打倒およびISIL掃討のために「アメリカやフランスを始めとした多国籍軍」や「ロシアやイラン」もシリア領内に空爆を行っており、内戦は泥沼化している。
また、トルコ、サウジアラビヤ、カタールも、アサド政権打倒のために反政府武装勢力への資金援助&武器付与等の軍事支援を行い内戦に介入している。
※wikipedia参照
国境無き医師団からは、
収束の気配すら見えないまま、5年目に突入したシリア内戦。これまでに亡くなった人は20万人、負傷者は100万人、国内外で避難生活を送っている人は1000万人以上に上っており、シリアは現在、世界で最も人道危機が深刻な場所と見られています。
人びとは内戦による暴力に加えて、基礎医療の欠如から、感染症や慢性疾患に苦しみ、本来なら予防可能な病気にも命を脅かされています。特に犠牲となっているのは、女性や子どもたちを含む一般市民です。
国境なき医師団はシリア国内で医療施設の運営を続けているほか、100ヵ所を超える診療所を直接支援していますが、内戦による人道危機は深刻かつ広範囲で、国際社会からの援助は行き届いていません。
このような「世界で最も人道危機が深刻な場所」であり、「自国だけでなく他国からも軍事介入されている紛争地シリア」よりも、ブラジルの方が殺害死者数が多いというのだ!!
そのような状態にあるとは全く知らなかった(・・;) しかも、5年間も・・・‼
ブラジルと言えば、今年2016年はリオ・オリンピックが開催されたことは記憶に新しい。
オリンピック開催の前に、警察がストライキしたり、ブラジルの空港に到着した海外の人たちに「地獄へようこそ」という歓迎(!?)の垂れ幕で迎えたりしているというニュースを見て、
(なんだかブラジル大変そうだなぁ~)
とは思っていたが、ここまでとは思わなかった(◎_◎;)
そこで、ブラジルが今どのような状態なのか調べてみた。
ブラジルは近年、暴力犯罪の増加に悩まされているが、景気の低迷と警察関連予算削減のために状況はさらに悪化している。
警察による残虐な暴力が横行し、1日平均9人が警察によって殺害されている。
昨年1年間で警察に殺害された人数は3345人となっている。
一方、昨年、殺害された警察官は393人で、うち3分の1が職務中に命を落としている。
※AFPBB News
Q どうしてそのような状態になったのか?
どうやら、犯罪が増加し、それを取り締まる警察側も武力行使を余儀なくされる状態のようだ。
リオ・オリンピックの一ヶ月前に、このような記事があった。
五輪開幕を来月に控えたブラジル・リオデジャネイロ州の警察が昨年殺害した人の数は少なくとも645人に達し、過去10年間では8000人を超えると、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)が発表した。
HRWによると、死者の合計には同州の警察が通常の職務遂行中に行った処刑スタイルの殺人と死に至った数十件の暴力が含まれ、リオ警察が司法手続きを踏まずに少なくとも24人の未成年者を含む合計116人を殺害し、そのことを隠蔽(いんぺい)しようとした事例を過去8年間で64件特定している。
また、「警察は武器や麻薬を遺体に仕込んだり、目撃者を脅迫したりすることもあった」という。2011年には警官による殺人を目撃した女性の息子(14)が拷問を受け死亡している。
犯罪発生率が上がっているとの批判に対し警察は、「警察の任務はあまりに危険になっておりリオデジャネイロ州では今年だけで50人以上の警官が死亡した」と主張している。
しかし、2015年にリオデジャネイロ州の警官に殺害された民間人の数は、任務中に死亡した同州警官の24倍以上だ。
この比率は南アフリカの2倍以上、米国の約3倍に相当する。
@headlines
ニュースを見ながら、(悪の連鎖だな)と思った。
武力に対して武力で解決しようとしても、結局は「憎しみ」を産み、根本的な解決にはならない。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜☆。.:*・゜
@setsuri-taste
お師匠はベトナム戦争に参加した時に、敵が銃を向けてきた絶望的な瞬間、神様の声が聞こえたそうだ。
「愛しなさい」
到底愛せないような状況の中、(出来ない)という自己主管を全て捨てて神様の言葉に従ったそうだ。
自分の銃を捨て、ベトナム兵に駆け寄り抱きしめた瞬間、敵だったベトナム兵も号泣したらしい。
お師匠は仰った。
@flywithr
「神様の言葉通り行った時に、私も生きて、相手も生きた。」
「敵として戦っている相手の兵にも、私と同じように家族がいる。」
隊長には「敵は殺すように」命令されていたが、お師匠は生かした。
同じ命だからだ。
地球を愛して、今もなお世界の為に祈っていらっしゃるお師匠。
その精神が、平和が困難な国や地域にも満ちますように・・・・
全能でいらっしゃる神様の法に抵触したら、
いい加減にしたのでは問題が解決されない。
絶対にきれいに悔い改めて解決しなければならない。
まず地上で悔い改めることで地上で解いてこそ、
天でも解いて下さる。
鄭明析牧師の明け方の御言葉より@www.god21.net
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