先日、紆余曲折ありながら決まったアメリカ大統領選挙。
@freesozai
選挙前の世論調査では、クリントン氏の方が優勢だったが、票を空けてみるとトランプ氏の勝利だったという驚きの結果に至った。
@ameblo
トランプ氏の次期大統領が決まり、日本の安倍総理大臣が会合するため、すぐにアポを取ってアメリカに足を運んだのは記憶に新しい。
@www.kantei
しかし、どの国よりも真っ先に祝電を送ったのは、ロシアのプーチン大統領だ。
@kenbounoblog
「ロシアとアメリカの危機的な状況の打開に向けた、トランプ新大統領の取り組みに大いに期待している」
トランプ氏も、以前からプーチン大統領を
「我が国の(オバマ)大統領よりも、はるかにすぐれた指導者だ」
と称賛していた。
また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)もトランプ氏にメッセージを送っている。
@www.bs-tbs
金正恩氏からは「核を行うのはアメリカの脅威のせい」などと述べていて内容的には微妙だが、アメリカに譲歩を見せる態度はこれまでの北朝鮮にはない動きだ。
このような各国の主権者たちの動きが吉とでるのか凶とでるのか・・・(;^_^A
どちらにしても、武力行使を積極的に行なう国家の指導者が結集しないことを祈るばかりだ。
さて、アメリカが大統領選挙で新しい主権者が決まったように、他の国でも今年~来年にかけて国家の主権者が交代するところが多い。
@freestances
最近の政権交代に関するニュースをまとめてみた。
●オーストリア
@gdaymate
オーストリアでは、今年の2016年12月4日に大統領選挙のやり直しが行なわれることになっている。
大統領をかけて争うのは、ファンデアベレン氏(72)とホーファー氏(45)だ。
@vox.hatenablog
実は、オーストリアでは2016年の5月に大統領選挙が実施され、そこで僅差でファンデアベレン氏が勝利している。
しかし、その後、開票作業に不備が見つかり、投票のやり直しとなった。
ホーファー氏は「大衆を大事にすべきだ」と述べ、「難民受け入れ制限」など、民衆の声に応える政策を挙げている。
ファンデアベレン氏は、「右翼の先導的な発言は影響力はあるが、市民のもつ不安への持続的な解決にはならない」と述べ、社会の分断回避に取り組む決意を表している。
最近の世論調査では、右翼派のホーファー氏、左翼派のファンデアベレン氏どちらにも国民の支持が集まっており、どちらが優勢とも言えない状況である。
●イタリア
@hukumusume
イタリアのレンツィ首相は2014年に就任してから人気を誇っていたが、最近はEUの要求に応じて実施した緊急財政や、失業率がが高い雇用対策への反発が国民の中で高まっている。
@zasshi.news
今年の2016年12月4日に「内閣不信任」など、上院の権限を大幅に縮小する「憲法改正」に対する国民投票が行われる予定。
現在のところ、世論調査では憲法改正に対して「反対派」が優勢だ。
それに対しレンツィ首相は「反対派が勝てば、首相の座に居座るつもりはない」と意思表示している。
12月4日の国民投票の結果次第で、大統領が今後変わる可能性が出てくる。
●フランス
@ja.wikipedia
フランスは2017年4~5月に大統領選挙を控えている。
立候補しているのは、右翼のルペン氏と左翼のオランド現大統領だ。
オランド大統領@jp.sputniknews
フランスのオランド現大統領は「EU離脱」を国民投票で決めたが、結果は「反対」も「賛成」もほとんど変わらない接戦で、結局わずかに多かった「賛成」により「EU離脱」を決めた。これには納得いかない国民もおり、一時は国が二分するような勢いになった。
失業問題やテロ続発で、現大統領の支持率が10%にまで落ち、2017年の大統領選挙は風向きが厳しそうだ。
また、「ISのテロ」で大きな打撃を受けたフランスでは、国民の反グローバル思想が高まりつつもあり、右翼派が政権を握るのではないかと予測する声もある。
●韓国
@www.annai.
韓国の朴大統領は、相次ぐスキャンダルを通して国民の不満が爆発し大規模なデモが大統領府で行なわれている。
韓国検察に「共謀関係だった」と認定され、それまでは聴取りでさえ拒否していた大統領が29日には「任期満了前の辞任」を表明した。
@xn--eckyfna8731bop8c
朴大統領が辞任した場合、次の大統領を選ぶ選挙が行われるわけだが、次期大統領候補といわれる4人は朝鮮統一に前向きで、そのためには「自主防衛のための核武装が必要不可欠」と主張している候補者もいる。
「核武装」と「朝鮮統一」をセットとして考える主張は危険性も含んでおり、国民がどの候補者を選ぶのかが今後の国運を握るだろう。
なお、現時点で一番国民の支持が高いのは、現在、国連総務長を務めている潘氏だ。
国王が変わった国もある。
●タイ
@hukumusume
タイのプミポン国王が2016年10月13日に死去。
@www.sankei
タイ暫定議会は11月29日にワチラロンコン皇太子が新国王になることを承認した。
革命家であり、長い期間キューバの政権を握っていたカストロ氏の死去もあった。
●キューバ
@ja.wikipedia
キューバのフィデル・カストロ前国家評議会長が11月25日に90歳で死去。
@www.afpbb
彼は、キューバ革命を導いた指導者で、キューバ革命以後「大統領職」は存在したが、実質政権を握っていたのはカストロ氏だった。
彼は、1976年国家評議会議長に就き、その時から国家評議会議長=首相という法律を建てた。
その後、弟のラウル・カストロ氏が2008年に後を継いで国家評議会議長(首相)に就任し現在に至る。
カストロ氏の死去に対し、各国のトップや国際団体から弔いのメッセージが送られた。
そのいくつかを取り上げると、
「彼が与えた大きな影響は歴史に記録され、歴史が審判を下すだろう(オバマ氏:アメリカ現大統領)」
「彼は銃殺隊・窃盗・貧困など基本的仁ケインの否定をした残忍な独裁者だ(トランプ氏:アメリカ時期大統領)」
「彼は、キューバ革命の希望と絶望の両方を体現した(オランド氏:フランス)」
「キューバ国内での表現の自由の現状は、彼の残した最も暗い遺産だ(国際人権団体)」
「彼は卓越した指導的政治家だ。現代世界史の一時代の象徴として認識されるだろう。彼はロシアの信頼できる友人だ(プーチン氏:ロシア)」
「中国人民は、優れた真の同志を失った(習近平:中国)」
「彼は20世紀最大の象徴的人物だ。インドは偉大な友人の詩を慎む(モディ氏:インド)」
「欧米と帝国主義に反抗して立ち上がった偉大な人物だった(ドゥテルテ氏:フィリピン)」
「彼は我々の反アパルトヘイトと共にあった。今後もキューバと連携・協力・友情を維持し育てていく(ズマ氏:南アフリカ)」
「偉大な指導者である彼は、帝国主義に反対する数十年の国家の戦いを指導した(アサド氏:シリア)」
「彼は、西半球で初めて真の意味で人民に支配権を持たせるために戦った卓越した指導者だ(金正恩:北朝鮮)」
賛否両論で、それぞれの国家の指導者の思想が弔いで送られたメッセージからも分かれる。
@happylilac
国家の指導者は大きく分けて、国民によって選挙で選ばれる場合と、前指導者が時期指導者を指名する場合がある。
どちらにしても、「指導者の思想」は「国に関する物事に対しての選択肢を選ぶ場合」の影響力が大きい。
それぞれの国がどのような指導者になるのか、今後の世界情勢を固く見守るしかない。
<考え>が「人間の核」だ。
鄭明析牧師の明け方の御言葉より@ www.god21.net
コメント