家の近くに「〇〇バーガー」がある。
どこにでもあるハンバーガー屋さんだが、店内が割と話やすいので、対話する時によく利用する。
夕食を食べていたが、ふと、この店の名前が気になった。
「なんで〇〇バーガーって言うんだろう?
〇〇ってなんだ?」
今は便利な時代になったので、疑問に思ったことは、スマホで1分もかからないうちに調べられる。
調べてみると、どうやら〇〇は
Mountain(山)
Ocean(海)
Sun(太陽)
からきているらしいということが分かった。
(どこのお店だか、これでバレる。笑)
感想「ふ~ん」(´・ω・`)
以上
スマホを畳む。
自分の人生に特に何の有益も与えてくれない情報をゲットした。
その時、瞬間感動が来た。
「いい問題を見つけなさい」
問題と答え
考えてみると
<問題>があれば<答え>がある。
そして基本的に人は<答え>を探している。
そして問題は
「問題は無数にある」という点だ。
もう一つの問題は
「私たちの人生の時間は<有限>だ」という点だ。
周りを見ると、ある意味「問題」「疑問」だらけだ。
〇〇バーガーだけなく、とりあえず周りのお店の名前の由来を全部調べることもできる。
目の前の花の花言葉を片っ端から調べることもできる。
全国の大学と高校と中学校と小学校の名前と住所と偏差値を調べることもできる。
好きな芸能人の記事を全部調べて読むこともできる。
しかし恐らく
それらをしているうちに「人生が終わりそうだ」。(‘Д’)(‘Д’)(‘Д’)
ああ、だからこそ
「いい問題」を見つけることが
重要だ
優れた研究者にとって必須の能力の一つが
「いい問題を見つける能力」だ。
いい問題というのは、大体
〇より本質的な問題
〇より普遍的な問題
〇その問題が解決することによって、他にいろんな問題が解ける問題
→つまり他の多くの問題と繋がっているもの
こういう問題をさす。
(数学を知っている人に例を挙げるならば、リーマン予想は最たる例だ。
リーマン予想が解決することによって、証明される問題はたくさんあることが知られている。
しかし当の本人、リーマン予想が証明されないのが問題だが)
私たちはこの
有限な人生の時間の中で、
どんな<問題>を見つけて
どんな<答え>を得ていくだろうか。
「進学」という問題を見つけた人は
「自分はどの大学、高校へ入ろうか?」と考え、悩んで、
それを解決するための<答え>を探す。
親に相談し、教師に相談しながら、
<答え>を探していくだろう。
最終的に出した<答え>に向かって、
歩いていくだろう。
「就職」という問題を見つけた人は、
「自分はどの会社、企業に就職しようか?」と考え、悩んで、
それを解決するための<答え>を探す。
親に相談し、先輩に相談し、就活アドバイザーや就活本に相談しながら、
<答え>を探していくだろう。
最終的に出した<答え>に向かって、
歩いていくだろう。
「結婚」という問題を見つけた人は、
「自分は誰と結婚しようか?」と考え、悩んで、
それを解決するための<答え>を探す。
知人に相談し、親に相談し、婚活アドバイザーに相談しながら、
<答え>を探していくだろう。
最終的に出した<答え>に向かって、
歩いていくだろう。
…それとももっと本質的な
「人生の意味」
「自分の価値」
という問題を見つけた人は
その<答え>を
探すのだろう
ひとまず
〇〇バーガーの
〇〇の意味は分かったので
次は「もっと良い問題」を
見つけようと思う。
間違っても
〇〇ドナルド
の意味は、調べまい。
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