個人的に「言語学」にも非常に興味がある。
「りんご」をヒンドゥー語でなんというのか?
ということにはあまり興味がないが、
その言葉の構造や特徴にはとても興味がある。
最近長年ずっと探していた<単語>を見つけた。(^◇^)
ある概念があって「これを現す単語ってないのかな~」と思っていたが、最近ある本を読んでいた時に、たまたま発見した!
それが「シニフィエ」と「シニフィアン」という単語だ。
この言葉はスイスの言語学者フェルディナン・ド・ソシュールによってはじめて定義された言語学用語。
「近代の言語学者の父」と呼ばれているそうだ。
<シニフィエ>と<シニフィアン>とは
<シニフィエ>と<シニフィアン>とは何だろうか?
まず<シニフィエ>とは「その物の意味」を指す。
例えば「りんご」ならば、「り・ん・ご」という音ではなく、りんごそのものの意味を指す言葉だ。
これは各言語によって違いはない。
「りんご」と聞いた時に、日本人が頭に思い浮かべるそのイメージ(🍏)が<シニフィエ>だ。
一方<シニフィアン>とは「その物の意味を現す記号ないし音」をさす。
これは各言語によって異なる記号や音を用いる。
「りんご」🍏を表すならば、
日本語ならば「りんご」であり、
英語なら「Apple」であり、
韓国語なら「사과 」という記号と音を使って表す。
人は<シニフィエ>から<シニフィアン>を思い浮かべることもあるし、
逆に<シニフィアン>から<シニフィエ>を思い浮かべることもある。
(むしろそれができないならば、言語として成り立たない)
そのためこの二つは表裏一体の関係にあると言える。
ちょっととっつきにくい感じも受けるが、言っていること自体は難しい話ではない。
「言われてみれば確かにそういう構造をしている」と十分理解できる概念だ。
さて、なぜ私がこの<単語>を探していたかというと、、、
啓示は<シニフィエ>で来る
よく聞かれる質問の一つが、
「日本人が啓示を受ける場合、どうして日本語で来るのですか?神様は日本人なのですか?」
とか
「啓示は何語で来るのですか?」
とかいうのが多い。( ˘•ω•˘ )
この質問にはいつも一言で
「啓示は<意味>が来るから、言語は関係ないんですよ」
と答える。
しかしこの<シニフィエ>と<シニフィアン>という概念を用いて表現するとすれば、
「啓示は<シニフィエ>で来る」
と表現できる。
(もちろん相手がこんなマニアックな単語を知っているはずもないので、このように答えることは、未来永劫無いだろうが…)
相手がもしマニアックな言語学者だったりしたら、
「啓示は<シニフィエ>で来るので、<シニフィアン>は関係ないんですよ」
と一言で答えてみたい。( *´艸`)
「こやつ…できる!」Σ(・□・;)
という反応が見れそう。笑
つまり啓示は<その物自体の意味>が来るのであって
「りんご」「Apple」「사과 」というような<音>や<記号>が来るのではないということだ。
(もちろんそういう音声啓示もあるにはあるが)
説明するときに、いつも長い説明が必要だったが、この単語を使えば一撃で説明できる!
と、喜んだ。
もしマニアックな言語学者に上のような質問をされたら、ぜひ使ってみて、相手を驚かせてみて頂きたい。
※注意「啓示は<シニフィエ>で来る」というのは御言葉ではないので、あくまで参考程度に。笑
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おもろい。