就職して、20年を過ぎました・・・
就職で地方から出てきたこともあり、望郷の念がないとは言えません。
それでも、ずっと帰ることは出来なくても、
会社を休めれば帰省もできるので、恵まれています。
私たちの霊魂は
どこから生まれたのでしょうか?
そこを目指しているのでしょうか?
今日は鄭明析牧師の詩を紹介します。
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「故郷に帰りたくて」
故郷を離れ
久しぶりに帰ると
夢の中で歩くような錯覚だ。
まず行って
父のお墓に立ち寄り
あいさつして行こうと
お墓に行った。
ノックしても返事がなく
呼んでみても
声がなくて
墓の門を開けて見たら
墓の部屋だけがあった。
時になって
天国の世界に行かれたのだと思った。
わが父
家を去って
久しくて
部屋の中は
クモの巣が張っていた。
墓の家に一人座って
あの昔を想い
涙の川を流した。
どこからか聞こえる
神の声
私もあなたに
ついて行って、来た。
人間だから見えなくて
分からないのだ。
あまりにも近くにいるのだ。
千里眼があっても
親だから近くて見えない。
天の親
もっと近くにいるのだ。
だからもっと見えないだろう。
生きている母が
私のため祈って待っているから
速く行って会おうと
息せき切って
入っていった。
涙を流し
抱き合って迎えた。
母情だから
乳を飲ませた情だから
育てた情も大きくて
子への愛
あの天に届いた。
-韓国 ソウルで
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【詩人としての鄭明析】
1995年に月刊「文芸思潮」に登壇した後、「霊感の詩」4冊を発表。2011年に韓国100年史詩人に公式登録。2013年、各書店にて詩集ベストセラー。現在も、詩作の手綱を緩めることなく、今までに3000編あまりの膨大な詩を発表している。
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