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【摂理人が書く物語】あなたと私は、二人ではない その2

「あなた自身も、命も、自分の子も、<穀物>や<さまざまな果樹>だと思って接しなさい」とおっしゃいました。 -摂理の主日礼拝の御言葉「1.自分が願っていたことが駄目になっても失望するな。もっとよいものをくださる。2.行なう人は攻撃し、行なわない人は攻撃される。」より 「確かに…今まで自分のことをそこまで大事にできてなかったなぁ…」 そう言いながら、Sueちゃんは過去の自分を回想します。 「明け方ちょっと遅れたら諦めて寝ちゃってたし、 聖書を読むのを忘れちゃって、そんな私見て『もう!なんで私はいつも同じことばかりするの!?もういい!』って投げ出しちゃうし…。 でも、神様は私のことを『大切な果樹』のように思ってくれているんだな…。よし、今日からもっと自分のことを大切にしてあげよう!」 と、Sueちゃんは決心をしました。 ——————————————- ピピピッピピピッ… 「…ぅ~ん…」 明け方、目覚ましの音が鳴り響く中、Sueちゃんは布団から手を伸ばして、目覚ましを止めました。 「(…よし、ここまではオッケー。今日こそは起きれる! 起きるぞ、起きるぞ…)」 心の中で起きようとする考えを巡らせていました…が、布団に被ったまま。 「(よし、起きるぞ…ちょっと、というかだいぶ眠いけど、それでも起きさえすれば… 起きるぞ…起き……おk……………)…Zzz」 …そのまま寝てしまいました。 いくら起きる気持ちがあっても、考えを動かしたとしても実際に体を起こさないと起きることが出来ません。 しかし、起きた瞬間の眠気が強い、という気持ちもわかります…この季節は寒いですから、一層布団から出るのが大変ですよね。 「…zzz…zz…」 しかし、このままだと明け方のお祈りの時間に遅れてしまいますね。 ちょっと失礼して… 「…ハッ!?」 ガバッと体を起こすSueちゃん。 とっさに目の前の目覚まし時計を見ると 「…ウソでしょーーー!?もう明け方のお祈りの時間…」 明け方のお祈りの時間を少し過ぎていました。 「…はぁ、昨日あんなに恵みを受けたのに…。 いっつも目覚ましで起きるのに二度寝しちゃって気がついたら明け方のお祈りの時間に遅れちゃう…」 Sueちゃん、落胆しています。 いつもこうやって明け方起きようとするのですが、どうしても二度寝して遅れてしまうんですよね…。 変わらない自分を見て、ちょっと落ち込んで… 「…」 布団を被ってしまいました…って、そこで寝るんですか!? せっかく起きれたのに…今から行けばまだ御言葉の時間には間に合うはずなのに… 「(…うぅ…明け方って途中に来ちゃうと礼拝の雰囲気に乗りきれなくて、なんかうまく御言葉を聞くことが出来ないんだよなぁ…。 そんな状態で来てもどうせ祈れないし、御言葉もちゃんと聞けない。それなら、いっそ寝ちゃ…)」 –違います!それは「正しい解決方法」ではありません。– 「!」 色々考えていたSueちゃんですが、御言葉が頭に思い浮かんで再び体を起こします。

「祈っても感じられず、眠ってばかりいるから、お前はさんざん苦労してから祈るべきだ」という時があるでしょう? 違います!それは「正しい解決方法」ではありません。 そうすればするほど、自分の考えも行ないも魂も霊ももっと痩せ細り、衰え、力がなく、落胆するまでになります。 -摂理の主日礼拝の御言葉「1.自分が願っていたことが駄目になっても失望するな。もっとよいものをくださる。2.行なう人は攻撃し、行なわない人は攻撃される。」より
「あ…そうだった。こうやって、今から聞いてもムダだっていって自分のことを投げ捨てちゃったら、もっと自分の考えも行ないも苦しくなって、力がなくなっちゃうんだった。 こういう時は…」
失望し腹が立ったら…も~っと水をやり、も~っと肥料を与え、も~っと管理しなければなりません! これが「最高の方法」です! -摂理の主日礼拝の御言葉「1.自分が願っていたことが駄目になっても失望するな。もっとよいものをくださる。2.行なう人は攻撃し、行なわない人は攻撃される。」より
「もっと祈って、もっと御言葉を聞いて…もっと自分に投資しよう! 今からでも頑張って御言葉を聞いて、お祈りしよう!」 御言葉を思い返しながら急いで起き上がり、外に出る準備をするSueちゃん。 「(…でも、今から出たら賛美は終わってるよね…着いたら御言葉…そんな状態でちゃんと入れるかな…)」 不安は残るけれど、それよりもとにかく教会に向かうことに集中しました。 そして、寒空の中、Sueちゃんは教会に向かって走り出しました。]]>

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