パラダイス文書について
「パラダイス文書」 明らかになった超富裕層の租税回避の秘密 BBC NEWS JAPANパナマ文書と同様、富裕層たちが租税回避のためにタックスヘイブン(租税回避地)に資産を置いていることに関して記録された資料です。 同資料にはエリザベス女王など並々ならぬ名が連なっているのだとか。 今回発見された文書の命名はICIJが名付けたものですが、なぜ「パラダイス」と名付けたのは調べても出てこなかったので分かりませんでした。 定かではありませんが、事業家にとっては納税の金額を減らすことができる仕組みなので、資金をたくさん残せる!やったー!天国みたいだ!という感じなのでこの名をつけたのではないかと思われます。 しかし、御言葉を学んでいる身としてはパラダイスって天国の下じゃん、ちょっと中途半端じゃない(笑)!?と思ってしまったことは心の中にしまっておきます。 パナマ文書が公開された時、「へー、こんなことがあるんだ(@ ̄□ ̄@;)!!」と衝撃が走った記憶がありましたが、今回のパラダイス文書の報道がされた時もなかなかの衝撃を受けました。 というか、他にもあったのか!という感じです。 報道されてから言うのもあれですけど、冷静になって考えてみれば世界には星の数ほど企業があるわけですから一つの文書に収まるわけがないんですよね(^^; きっとこれからもっと類似した文書が出て来ることは間違いないでしょう。 このタックスヘイブンに資金を置いておくという行動。 違法ではありません!! しかし、マスコミはあたかも事業家たちが悪いことをしているかのように取り上げて報道しているのはどういった意図があるのか考えなければなりません。 ある意味、文書に記載されている事業家たちは頭を使って賢く資産運用しているとも捉えられます。 では、何を問題点として報道機関は記事にしているのか。
タックスヘイブンの問題点
タックスヘイブンは違法ではありませんが、まともに税金を自国で納めている人の立場から見れば、胸くそ悪い話なんですよね(`Δ´) 税金を納めれば国益が増えるわけですから、様々な公共施設やインフラなどが整うので、国としての品格は上がります。 税金の使い道を正しく使ってくれればの話ですが、それでも日本は正統に使ってくださっている気がします。 税金を納めるということは国の一員として、より良い国を作っていく行動の証とも言えますよね。 いわゆるチームプレーなわけです。 団体スポーツやオーケストラを経験してきた方だと分かると思いますが、チームのことを考えずに自分だけ得しようとする人がいると、マジか(゚Д゚≡゚Д゚)!と思うでしょう。 だから、マスコミは一部の事業家が自分だけ得しようとする行動に対して倫理的に問題があるという観点で報道してるんですね。タックスヘイブンに資金を置くのは富裕層しかできない
タックスヘイブンを利用するのは、個人ではとても難しいです。 なぜなら、海外の離島などにタックスヘイブンが立地されていることが多いからです。 個人の財産を貯金するためにわざわざ海を越えて、高い交通費を払ってまで減税するなんてことは考えません。 これだったらまだ税金を払っていたほうが貯金がたまるということです。 一方で、富裕層の事業家は交通費なんてものは所得税に比べたら屁でもないわけです。 だから、富裕層はどんどんお金が溜まっていくという仕組みができるんですね。貧富の格差はますます広がる
最近ではトマピケティが「21世紀の資本」という本を出して、貧富の格差がどんどん広がっていくという計算式を簡潔にして出しましたね。 式はこちらr>grは資本収益率、gは経済成長率です。 rは、地主や投資家、大家などが株や投資信託や不動産などで投資をして収益を獲得していきます。 年間で約4~5%の儲けが出ます。 gは会社員や工場で働く人、いわゆる雇用の形式で働いている人の収入です。 こちらの収入は年間で1~2%増加していきます。 一概には言えませんが、投資家が1億円の資産があれば勝手に400~500万円が入ってくるという仕組みができているのが資本主義社会の現状だというのです。 この額は労働者の年収並みもしくはそれ以上ですから、貧富の格差は広がる一方ですよね。
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